2018-08-22 無題 こんな綺麗な月の夜は ありきたりで思わず笑っちゃうけど 君を思い出すんだ なにをやっても上手くいかなくて 投げやりになってた俺を 白く柔らかい手で導いた 凍った心が溶けだすような そんな感覚になったんだ 本当はこんな 安っぽい言葉にはしたくない 大切で大切で 誰にも奪われたくないって 思ったことは確かなのに 月の輝きがまるで君のようで 思わず目を逸らしたくなるよ 昔は君のことを 月のように見つめられる明るさだね なんて 思っていたのに 今夜のような綺麗な月は 優しい君を思い出すから 大嫌いだよ もう思い出したくなんてない 痛む心に蓋をして 月から目を離したんだ